標準機能である「ユーザー識別」を利用することで設定可能です。
ここでは経費申請アプリを例に解説します。
下記のように kintone アプリを作成します。今回は、じぶんページユーザーの「名前」フィールドを条件に、レコード一覧の絞り込みを行いますので、kintone アプリにも名前フィールドを追加しておきます。
じぶんページ側でアプリを作成し、設定画面にて、ユーザー識別を有効にし、じぶんページ側と kintone 側の条件を「名前」にします。(名前以外にもメールアドレスと自由設定キーで条件を作ることができます)
このように指定することで、じぶんページ側の
じぶんページのログインユーザーの名前=レコードの名前フィールドの値
という条件を満たすレコードのみが、一覧画面に表示されるようになります。
例えば、下記のようなレコードを kintone 側で作成します。
このとき、「テスト太郎」という名前に設定したじぶんページユーザーでログインし、一覧画面を見てみると、今追加したレコードが表示されています。
しかし、「テスト花子」でログインしてレコード一覧を確認すると、ここには表示されていません。
このように、名前の一致を条件に、見せたいレコードだけに絞り込むことができました。
他にも、メールアドレスや自由設定キーを使えば、柔軟に一覧画面に表示するレコードの条件を設定できます。
自由設定キーはユーザーごとに設定できる自由な文字列です。例えば、会社名などを入れることで、業者ごとにユーザー識別することが可能です。
この場合には、アプリ設定のユーザー識別にて、 じぶんページ側を「自由設定キー」に、 kintone 側を「会社名」などのフィールドを設定してください。